日本各地の雑煮の特徴とレシピ

特徴的な雑煮

 

 

中国、四国地方の雑煮も個性的です。広島と言えば牡蠣ですが、この特産品の牡蠣を使ったのが広島の雑煮です。

 

丸餅を使用しますが、焼いたものを使います。牡蠣のエキスがたっぷり効いており、それでいてスッキリとした風味で体に沁みる味に仕上がっています。イメージ的にも飲み過ぎた翌朝にピッタリな感じの雑煮です。

 

【材料】
牡蠣:12個
丸もち:4個
白菜:60g
ニンジン(花型):8個
かまぼこ:4切れ
水:600cc
みりん:小さじ1杯
白だし醤油:40ml
柚子の皮:適量

 

となります。

 

四国では香川県のあんこ入りの餅が入った雑煮が個性的です。餅の中にあんこの入ったタイプのかなり独特なお餅を入れているので、白味噌スープとはまったく異なるわけですが、この甘さ意外と合うということでハマる人も多いようです。

 

香川県の一部では、普通に関西風の白みそに餡餅入りの雑煮も食べており、食べる県民、食べない県民は半々ということだそうです。あん餅は雑煮用に販売されています。

 

【材料】
だし汁(水+いりこ):1000cc
大根(細いもの):1本
金時にんじん:1本
白みそ(金しやもじで):2杯
あん餅(一人2個):10個
青海苔:少々

 

となります。

 

九州では肉も魚も楽しめる長崎の雑煮があります。長崎市では、焼きアゴダシのすまし仕立てスープに、焼いた丸餅、鶏肉、ブリ、かまぼこ、ニンジン、しいたけ、白菜、唐人菜(長崎白菜)、カツオ菜などの中から、具の種類を必ず奇数にして入れます。島原市近隣ではこれを具雑煮と呼んで、お正月以外でも通年食べています。