日本各地の雑煮の特徴とレシピ

まだあるご当地の雑煮

 

 

ご当地の雑煮はまだまだあります。埼玉県はいわゆる海なし県ですが、海なし県ならではの味をだしています。そのポイントは干し椎茸の戻し汁にあり、これは忘れずに入れましょう。実際にこれがあると無いとで、味が全く違ってくるそうですよ。

 

【材料】
大根:150gの皮を剥いていちょう切り
人参:100gの皮を剥いていちょう切り
ねぎ:1/2本を幅3mmに斜め切り
里芋:150gを皮を剥いて乱切り
干し椎茸:3個
餅:5〜6個
醤油:50cc
水:適量

 

となりますが、埼玉県の雑煮は家庭によって具材が結構異なるようで、東京の江戸雑煮に似た雑煮にする家庭も多くなっているようです。

 

次は名古屋ですが、名古屋といえば、何につけても派手好みというイメージがあると思いますが、意外なことに名古屋の雑煮はかなりシンプルなのです。

 

愛知県の尾張雑煮では、削り節と醤油を合わせたすまし汁に、角餅、青菜(小松菜に似たもの)を入れて煮てから削り節をかけます。

 

【材料】
切り餅:2~4個
だし汁:400ml
小松菜(正月菜):1株
酒:小さじ1杯
醤油:小さじ1杯

 

と確かにかなりシンプルです。

 

 

奈良は関西なので、雑煮は白味噌を使いますが、きな粉との合わせ技が個性的です。関西他府県と同様に丸餅を遣いますが、焼いて入れるのが奈良独特です。特徴的なのは「きな粉雑煮」になっているということで、餅を汁から取り出し、別皿のきな粉を絡めて食べます。確かにこの食べ方は他にはありません。